インプラントの年齢制限とその理由 インプラントには年齢制限がありますが、下限はありますが上限はありません。年齢は下限を満たしていれば後は何歳であろうと受けること…
持病を持っている方のインプラント治療の留意点
POSTED ON・2018年11月13日 / CATEGORY・ブログ
持病を持っている方のインプラント治療の留意点
持病を持っている方がインプラント治療を受けたいと思った場合は、治療をする前にいくつか気をつけておきたいことがあるので事前にしっかりと確認して歯科医院と相談した上で決断することが大事です。健康状態に何も問題のない人であれば、あまり身体に負担をかけることなく安心して治療を受けることができます。一方で全身疾患をお持ちの方や高血圧や糖尿病をはじめ骨粗鬆症などの慢性的な疾患を持っている場合は注意が必要です。その他にも極端にあごの骨の部分が少なくなっている方や歯根に感染症を起こしている場合や歯周病を患っている場合、妊娠をしている方なども気をつける必要があります。これらの症状をお持ちの場合は、事前に歯科医院の医師に相談してから判断することが大切です。
インプラントは持病を持っている方にとっては大きな治療となります。口腔内は非常にデリケートな部分であり、慎重にインプラント治療を行っていかなければ後から何らかのトラブルが発生してしまうこともあります。場合によっては持病が悪化するという可能性もあるので注意が必要です。持病をお持ちの場合は、必ず手術をする前に自分の健康状態に関して医師に相談し、許可をもらってから利用するようにしましょう。
顎骨に十分な骨ががない場合のインプラント治療
POSTED ON・2018年11月9日 / CATEGORY・ブログ
顎骨に十分な骨ががない場合のインプラント治療
これからインプラントにしたいと考えている人にとって、治療を受ける前に自身の抱える疑問や不安は解決しておきたいものです。人によって抱えるそれらには違いがありますが、長い期間義歯の装着をしていたことにより顎骨が痩せてしまっている人や、抜歯後に放置していたために顎骨が吸収していたり腫瘍等のために顎骨の一部を失った人にとっては、顎骨に十分な骨がないと治療ができないのだろうか?という悩みが多く寄せられます。
率直に言うと、顎骨に十分な骨がなくともインプラントにすることは可能です。この場合、足りない骨を補うための「骨造成」という治療が合わせて必要になります。骨造成にはいくつかの方法があるので、通院している歯科医院の医師との相談のもと、自分に合った方法を選択すべきです。
骨造成法を用いた場合は、通常のインプラント治療に比べて移植骨が定着するまで4~6カ月かかってしまうため、インプラント治療がすべて終了するまでにはかなりの時間がかかってしまいます。気になる費用に関しても、通常のインプラント治療にかかる費用にプラスして20~40万円ほどかかることがほとんどなので、それらの条件を踏まえた上でじっくり考えて治療を行うかどうか決めましょう。
オールオンフォーとは
POSTED ON・2018年11月5日 / CATEGORY・ブログ
オールオンフォーとは
歯科医院でインプラント治療を行う上での、費用や身体への負担を軽減するために考えられたのが「オールオンフォー」という最新の術式です。少ないインプラントで多くの歯を固定する方法で、最小で4本のインプラント埋入で固定することが可能となっています。従来の方法とは違い歯の根を骨に埋め込むため、自分の歯に負担がかかってしまう心配もありません。また、オールオンフォーは、術後仮歯を使ってすぐに食事することもできます。
入れ歯と違いズレたり外れたりする心配がなく、咀嚼力も高くなります。骨の吸収が進まないため、骨がやせるのも防ぐことができます。埋入本数が少なくすむことで、費用はもちろん体への負担もおさえられるのが大きな魅力です。
一方で、従来のインプラントよりは高額ではないものの、保険適用にはならないので、自己負担額は入れ歯に比べると高くなります。また、手術が必要になるのと術後は定期的なメンテナンスをしなければなりません。
入れ歯で噛み心地や使用に対する不便を感じている人にとっては、自費であることを除けば大きなメリットがある術式でしょう。歯がほとんど残っていない人でも、入れ歯以外の方法で見た目が自然な歯を手に入れることができます。
インプラント治療に必要な検査と流れ
POSTED ON・2018年11月4日 / CATEGORY・ブログ
インプラント治療に必要な検査
インプラント治療が受けられる歯科医院は多くなっています。インプラント治療では事前にCT検査をする必要があり、歯科用CTでは一般のCTよりも細かい断層で切って撮影ができます。数分で終わる検査で、撮影に時間はかかりません。
実際の治療に移行する前には、歯肉を刺して調べる歯周病検査も行います。歯周病検査では歯の揺れの大きさや測定時における歯周ポケットからの出血があるかどうか、歯周ポケットの深さなどを確認します。測定にはプローブと呼ばれるメモリの付いた医療器具を使用します。プ
ローブを使って測定をするために、歯周病検査はチクチクとする感じを患者は受けます。インプラント施術を行ってからは、口の中全体の治療として歯周病や虫歯がある際には治療が行われます。これらの治療が完了してからは、健康診断のようにメンテナンスを行います。
インプラントが安定して機能するためには、より良い状態を長く維持させる必要があります。そのためにメンテナンスは重要で、歯科医院によって行われる間隔には違いがありますが、多くの場合で2か月~半年に1回の割合でメンテナンスをして状態を維持します。
健康診断と同じ感覚で、施術を行った人は一生涯にわたってメンテナンスを受け続けることが重要です。
インプラント治療の流れ
インプラント治療を行うときには、最初に初診相談から入ることになります。
簡単な概要を説明してもらうことになり、この時点で大まかに治療を進めていくかどうするかを決める第一段階です。
本人が治療を受けたいと思っても、状態によっては受けられないこともありますから、ここで検査を行いその後の方針を決めるのです。
次に診断と術前処置を行い、治療計画の立案をします。
口内の状態によってはそのままインプラントをすることができないので、術前処置を行い治療計画を立案となります。
それからインフォームドコンセントが行われ、入念な説明を受け納得をした上で、一次手術と二次手術に移っていきます。
一次手術は骨にインプラントを埋め込む手術で、二次手術は実際に人工歯を取り付ける手術です。
それが終わればその上に装着をすることになり、上部構造の製作と装着となりここでひとまずはインプラント治療が完了することになります。
その後は定期的にメンテナンスをすることになり、半年に一度は歯科医院で診てもらう状態の確認をします。
おおよその流れはこの様になっていますが、細かい部分では歯科医院によって変わってくることもあるので、最終的には直接相談をするのが確実です。
インプラントの年齢制限とその理由
POSTED ON・2018年11月3日 / CATEGORY・ブログ
インプラントの年齢制限とその理由
インプラントには年齢制限がありますが、下限はありますが上限はありません。
年齢は下限を満たしていれば後は何歳であろうと受けることは可能です。
もちろん、年齢だけが全てではありませんから、その他の条件を満たすことができずに受けることができなかったということはありますが、理屈としては上限はないのです。
それでは下限についてですが、これは18歳未満では受けられないとされています。
理由は18歳未満ではまだまだ成長途中であることから、その後骨格の変化などが十分に考えられインプラントに悪影響が及んでしまう恐れがあるためです。
骨に土台を埋め込む治療となるので、成長をして骨格が変わってしまうとなればインプラントにも影響が及びますから、噛みあわせが悪くなってしまったりすることもあります。
このようなリスクがあるため、若い人は骨格に大きな変化がなくなる年齢まではインプラントが受けられないようになっているのです。
これは個人差があるので多少下限の年齢はずれることもあるため、正確には歯科医院で診てもらって判断をすることになります。
ここでのポイントは年齢制限は上限はなくても、下限は存在するということなのでそこだけ覚えておけばよいでしょう。
インプラントの種類とメンテナンス
POSTED ON・2018年11月2日 / CATEGORY・ブログ
インプラントの種類
歯科医院で受けられるインプラント治療では、連結部分やインプラント体の形状によっていろいろな種類があります。連結部分でいえばワンピースタイプとツーピースタイプに分類でき、その違いは土台となるインプラント体と人工歯の間につけられるアバットメントがどうなっているのかです。ワンピースタイプはインプラント体とアバットメントが一つになっており、ツーピースは別になので後から取り付けることです。一体型のワンピースのほうが人工歯の取り付けが簡単で、費用も安く済むことから治療をしやすいです。
一方でツーピースタイプの場合にはインプラント体を植え付けた後に、骨と上手く結合するまで待ってもう一度手術をします。そのため、時間も費用もかかります。ツーピースタイプを選ぶメリットとしては、歯を噛み合わせているときに力がかかりすぎたとき、アバットメントが緩衝材のような役割を果たしてインプラント体が守られることです。アバットメントが壊れても、交換すれば元のように使えます。ワンピースタイプの方はもし力がかかって壊れたときには、すべてを取り去ってもう一度手術をしなければいけません。
次にインプラント体の形状ですが、スクリュータイプはその名の通りネジのように溝がついています。そしてシリンダータイプは溝がない円筒形をしています。埋め込む手間はシリンダータイプは真っ直ぐ入れるだけですから簡単ですが、表面に引っかかるものがないので骨と結合するまで安定しにくいです。ツーピースタイプを埋め込む手術でよく用いられます。
スクリュータイプの方は挿入した後に安定しやすいし、噛んだときの力が分散しやすいです。スクリュータイプの場合には、細かく見ていくと、先端がネジと同じく尖っているタイプと太いままになっているタイプがあります。先が尖っているタイプのほうが、埋め込む穴が小さいし骨に力を伝えやすいというメリットがあります。インプラント治療では、スクリュータイプを使うことのほうが多いです。
インプラント治療後のメンテナンスについて
インプラントは治療をしてそれで終わりというわけではなく、その後は継続してメンテナンスをしていかなければなりません。
基本的には定期的に歯科医院で診てもらってメンテナンスをすることになりますが、それ以外は自分で行う必要があります。
自分の歯と同様に普段の清掃は重要となり、インプラントは虫歯にならないからと言ってブラッシングを疎かにするというわけには行きません。
インプラント自体は自分の歯でなくても、その周りの歯や歯茎は自分のものですから、ここを疎かにすると周りが悪くなってしまい、土台が崩れればインプラント自体も駄目になってしまうためです。
日頃のメンテナンスがあって始めて歯科医院での診察が役に立ち、歯周病の状態や噛みあわせのチェックなどを行い問題がないかを確認していきます。
問題があればそれに応じた対処をしていくこととなり、これはインプラントをしている以上ずっと続くものとなります。
ずっと歯科医院に通わなければ行けないと思うと面倒だと思うことでしょう。
これは自分の歯であっても定期的に検診を受けて健康な状態を保つことを務めるのが大事だと考えれば、インプラントも同じことですから、面倒くさがらず半年に一度は検診を受けることが大切です。
インプラントの基本的な手術方法
POSTED ON・2018年11月1日 / CATEGORY・ブログ
インプラントの基本的な手術方法
歯科医院で受けられるインプラント治療は手術を行う回数によって分類することができ、大きく「1回法」と「2回法」があります。
インプラント治療では、まず歯肉を切開して骨を露出させた後、専用のドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込んで縫い合わせる手術を行います。1回法と2回法の違いが出てくるのはこの手術の仕上がりで、1回法ではインプラント体と義歯をつなぐ役割をもつアバットメントと呼ばれる部分が露出したままにされるのに対し、2回法ではアバットメントを取り付けずにインプラント体を粘膜で覆って手術を終えます。1回法でも、希望をすれば仮歯をつくってもらってインプラント体を覆うことが可能です。
1度目の手術の後は経過観察をしながら、骨とインプラント体がしっかりと結合するまで待ちます。結合するまでにかかる期間は下顎の場合は3ヶ月前後、上顎の場合は半年前後といわれています。1回法の場合は、きちんと結合されたら歯型をとって義歯の作成作業に入りますが、2回法の場合はこのあと最初の手術で覆った粘膜を切開してインプラント体を露出させる手術を行い、アバットメントを取り付けて義歯をつくる作業を行います。1週間から2週間程度経過したら完成した義歯を装着し、歯科医師から問題無いと判断されるまで歯科医院に通って、噛み合わせの状態確認や土台の緩み、義歯の損傷の有無の確認などを受けます。すべての治療が完了した後も、定期的に歯科医院でメンテナンスをして受けましょう。
1回法を選択すると治療にかかる期間が短くて済み、費用も抑えられますが、露出したアバットメントを通じて菌などに感染するリスクがあるため、主に口の中の状態が比較的良好な人や骨がかたい人、歯肉が薄い人が適応対象になります。2回法は時間と費用はかかりますが、他の疾患が生じるリスクは少なく安全に治療を受けることができます。特に、歯の欠損が酷い人や過去に骨の移植手術を受けたことがある人は2回法が選ばれるケースがほとんどです。