矯正歯科のメリット 矯正歯科に通う人は様々な理由がありますが、いずれにしても何らかのメリットがあるから通うわけです。そこで、矯正歯科医院に通うメリットをいくつか…
矯正装置の種類と流れ
POSTED ON・2019年4月26日 / CATEGORY・ブログ
矯正装置の種類
歯科医院で行われている矯正治療には様々な種類があります。
ワイヤー矯正は最もオーソドックスな矯正方法です。
1つ1つの歯に矯正装置を付け、装置をワイヤーで固定して歯並びをきれいにしていきます。
ワイヤーで歯を引っ張ることで少しずつ歯が移動します。
矯正には歯の表面に装置を付ける方法と、歯の裏側に装置を付ける方法があります。
歯の裏側に矯正装置を付ける方法を裏側矯正と呼びます。
マウスピース矯正は、取り外しができる透明なマウスピースを使った歯列矯正法です。
患者の歯型を取り、理想の歯並びに近い模型を作成して歯型に合ったマウスピースを製作します。
マウスピースを数週間装着することで、マウスピースの形に歯並びが矯正されます。
歯が徐々に移動して作成した模型と同じ歯並びになります。
数回繰り返すことで、最終的に計画した理想どおりの歯並びに近づいていきます。
昔から行われてきた歯列矯正は歯を抜くのが一般的ですが、マウスピース矯正は基本的に歯を抜かずに行われます。
軽度の歯列矯正を行う場合は、短期間の治療期間で済みます。
最近は社会人になってから歯の矯正治療を行う人が増えています。
マウスピース矯正は取り外しができるので、食事も普通に摂ることができます。
費用も普通の歯列矯正より安く抑えられるため、社会人に人気があります。
インプラント矯正は、矯正治療用に作った特殊なインプラントを骨に埋め込む方法です。
骨に小さなスクリューを埋め込み、歯を動かす際の固定源にします。
インプラントという名称が付いていますが、歯を失った人が行う通常のデンタルインプラントとは違います。
使用されるインプラントはデンタルインプラントより小さく、矯正治療が終われば抜きます。
インプラント矯正には多くのメリットがあります。
まとめて歯を移動することができるため、治療期間を短縮することが可能です。
奥歯を後ろに動かすことは不可能だと考えられてきましたが、インプラント矯正だと奥歯を後ろに動かすことができます。
矯正歯科知慮の流れ
歯科医院で矯正治療を受ける場合、治療前にカウンセリングがあります。
初診相談は歯科治療の第一歩となる重要なものです。
口腔内の状態を丁寧にチェックし、適切な治療計画を立てます。
カウンセリングが終わると精密検査を行います。
精密検査の時間は各歯科医院によって異なりますが、一般的に1時間から1時間半ほどで終わります。
精密検査の内容はCT撮影や口腔内の写真撮影がメインです。
カウンセリングの内容と精密検査の結果をもとに、歯科医が診断結果を説明します。
患者の症状や悩みに合う治療方法を伝え、矯正治療の方針と治療計画について詳しく話します。
治療について心配な点があれば、納得できるまで説明を受けられます。
治療計画が決まると、矯正費用の見積もりを案内します。
歯科医が提示した治療計画と見積もりに納得できた場合は、矯正治療に進みます。
矯正治療では歯磨きが重要になります。
一般的な矯正装置は取り外しができないため、歯磨きが難しくなります。
治療中に虫歯や歯周病にならないように、歯科衛生士が徹底的に歯磨き指導とクリーニングを行います。
動的治療は個人差がありますが、1年から2年程度です。
歯の移動期間の通院は、4週間から8週間に1度くらいになります。
歯が移動した後は、移動した歯を骨の中で安定させます。
歯を安定させるための装置を使いますが、装置は治療前の状態や患者の好みによって使い分けます。
最近は透明なマウスピースタイプの装置もあります。
マウスピースタイプだと取り外しが可能なので、仕事を持っている社会人に好評です。
安定期間中は3ヶ月から半年のペースで歯科医院に通うことになります。
安定期間を無事に過ごすと、噛みあわせの確認を含む最終検査を行います。
検査が完了して何も問題がなければ、全ての治療が終了します。
歯科医院では矯正治療が終わってもアフターフォローを行っています。
何か問題が起きたら速やかに診断をしてくれるので安心です。