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拡大床で歯を抜かないで改善する
POSTED ON・2019年4月2日 / CATEGORY・ブログ
拡大床で歯を抜かないで改善する
歯科医院で用いられる装置である拡大床が注目されています。具体的には、歯の並びの幅を広げたり歯を移動させたりするために用いるのが一般的です。これまでなら歯を抜いてスペースを作る治療が必要だった症状に対して、土台を拡張させるといった全く異なる観点のアプローチを行うことになります。中央の部分にネジがあり、それを伸ばす力を与えることによって、歯を支える土台となるエリアの骨を押し広げる仕組みになっています。その他の構成要素はプレートやワイヤーです。ただしプレートを持たないスケルトン型もあるなど、複数のバリエーションが存在します。
矯正が必要な場合、早い段階で拡大床を用いて取り組むことで、抜歯を回避できるか可能性が高まります。そのため、小学生ぐらいの時期にはスタートしておくのが望ましいです。歯並びを強引に矯正するのではなく、徐々に広げていくことがポイントとなっています。成長が止まってしまう前に、適切な位置に誘導することで違和感のない歯並びを実現しやすくなるのです。地道な作業といえますが、健康な歯をしっかり残せることは大きなメリットとなります。この効果が重視され、多くの歯科医院で導入され始めているのが実情です。